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2009.11.21(月暦・十月五日)

阿波踊り譜面の公開について(その2)

 当サイトでは、2006年6月頃から阿波踊りの篠笛の音を採譜して、その譜面を公開していました(公開の意図は「2006.3.26」に掲載)。より充実させようと、藍吹雪さんや徳島の天水連さんなど有名連の音源なども参考にして採譜を繰り返し、数字譜も併記するなど改良を加えてきました(2009年3月ごろから)。
 しかしこのように改良を加えれば加えるほど、様々な問題を抱えることとなりました。

 先日も、それぞれの連が、築き上げてきた独自のリズム・旋律をいかに採譜したものとはいえ「譜面を広く公開していいものか」という貴重なご意見をいただきました。
 このご意見を重く受けとめ、一時阿波踊り譜面の公開を見合わせ一般的なもののみを公開するという方向で作譜し直しました。

2009.3.26(月暦・二月三十日=晦日)

阿波踊り譜面の公開について

 当サイトでは、阿波踊りの篠笛の譜面を公開しているが、元来阿波踊りのお囃子など和モノは耳や体で覚えるもので譜面化などは邪道という考え方が根強い。たしかに、これほど全国区の阿波踊りでも、譜面を公開しているという連の話は聞いたことがない。
 阿波踊りが持つ、浮きのリズムとか、独特の「間」を持つ和の世界に、普遍性をもった譜面はなじまない。伝承方法としてはピーヒャラピーヒャラなど口三味線で師から弟子へ伝えることが「和の世界」の基本であり、私もそう思う。
 さらには、連によって微妙に異なるのも阿波踊りの「ぞめき」だ。
 連として、目指す踊りやその方向性、他の連との差別化やレベルにあわせて独自のリズム・旋律を作り上げてきたのも阿波踊りの特色である。
 この独自性こそ、百の連があれば、百の踊りやぞめきを生み出し、老若男女だれでも気軽に参加できる「阿波踊り」を作り上げきたともいえる。
 ましてや阿波踊りを究めた人が譜面化するならともかく、かじった程度の私が譜面化しているのだから、阿波踊りの鳴り物の諸先輩かたがたからお叱りを受けるかも知れない。

 それでも、なお、阿波踊りの鳴り物の核をなす、「鉦」を中心に、大胴・締太鼓にいたる基本的なリズムパターンも公開するかどうかは別として譜面化をした。
 これには、いくつかの理由がある。

 それは、私が関わっていた「北の御門連」という事情にある。
 今のところ、他の阿波踊りの連と積極的に交流していないので、切磋琢磨して「いい踊り」「いい音」を出すための環境がないこと。
 都心の、しかも富士見地区連合町会というごく限られた世界の有志によって運営されているので、幅広く人材が集まる環境が整っていないこと。
(本来の目的は千代田区富士見地区の活性化事業の一環として、在住者に限らず在勤・在学者をも巻き込んで進めねばならないところですが、まだまだ組織が小さいので、十分に人材を集めることができていないのが現状)
 中心メンバーの一人でも欠ければ、鳴り物も踊りも思うように構成ができない状態に陥りかねない。

などの理由から、

  だれでも一定のレベルで鉦を敲いたり、篠笛を奏でることができるようにやむなく譜面化を考えた。

 もちろん、これは北の御門連の発展精進のために譜面化したものだが、折角だから公開することにした。
 しかし、これはあくまでも参考であって、これをきっかけにして、主要な阿波踊りの連の音をよく聞き、譜面では決して表しきれない阿波踊り独特の「間」とか「浮きのリズム」を体得して欲しいということである。

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