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篠笛の運指表
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篠笛に親しむために、最小限の情報として「運指表」と、「五線譜」と「数字譜」との関連を知るために、ダミーの譜面を示してみました。
また、篠笛は通常一本一本自然の竹から作るので、音程は微妙に違いがでてしまいます。上級者の場合、他にも替え指などといって、同じ音程でも指を替えてメリ(音が低め)カリ(音が高め)を表現したり、同じ指使いでも顎を引いたり(音は低め)出したり(音は高め)して、音の高低を調節して表現したりします。ただし、この技法は楽器による差が大きいので、自分の耳で判断して行わなければなりません。本格的に新笛を吹くにはこの辺の訓練も必要になる、ということです。
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上の表で漢数字が「呂音」といって低めの音で、篠笛らしい柔らかな音が特徴的です。
算用数字が「甲音」で、そのオクターブ上の音となり、軽快な澄んだ音が特徴です。祭囃子などは甲音が中心となります。
算用数字の上に圏点をつけたものが「大甲音」でさらに一オクターブ上の音となります。
漢数字の一と算用数字の1が、移動ドと考えて頂くとわかりやすいかと思います。同様に二や2が移動レ、三や3が移動ミ、大甲音の8は、オクターブ上の移動ドとなります
※注 この運指譜は「唄用篠笛」を基本に紹介しています。古典調律の篠笛では必ずしも、この運指表に当てはまらない場合が多くあります。
※注 半音の数字譜は♭(半音下がり)と理解してください。
※注 数字譜の0は、七の半音下がった音に近い音です。また甲音の7の半音下がった音もでます。
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篠笛の数字譜と五線譜の対照表
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下の譜面はダミーです。数字譜は装飾音やアクセント、ビブラートなどより高度な吹き方にも対応できるよう考案されているようですが、ここでは割愛します。あくまでも基本的な数字譜として初心者でも解るように工夫してみました。
ただし、音符と数字の音程は八本調子(C調)を基本に対照しています。 |
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