一通り音も出るようになり、なんとか曲が吹けるようになると欲しくなるのがMy篠笛。ということで、浅草の篠笛屋さんに行って驚いた。一言で篠笛といってもその種類の多さです。正直言ってどれを選べば良いのか皆目見当がつかないのです。何しろ今吹いている篠笛が古典調律の篠笛だったということも知らなかったのです。
店の方にいろいろと聞いたりして買ったのが、7本調子の唄用篠笛でした。
これは今も時々愛用していますが、今まで吹いていた古典調律(後で知ったのですが)に比べると、音階らしいものが吹けたのには驚いた。少し篠笛のことが分かってきて知ったことは、
阿波踊りのある連では、6本調子のドレミ管を使っているという。
祭囃子をやっている人に聞いたら、6本調子の古典調律の篠笛だという。
ちなみに、当サイト一音会で使用しているのが、6本調子の唄用篠笛。
それぞれの場所で別の潮笛を用意しなければならないとなると結構大変です。初心者用は1万円前後で買えますが、ちょっと欲が出て良い篠笛をと思うと2万円とか数万円以上で、何本も持たなければならないと思うとちょっと痛いし、笛によっては指孔の間隔もまちまちで孔をふさぎきれなかったり、吹きにくかったり、頭の痛いところです。
通常楽器を選ぶ際に必要なのは自分にあっているかどうかと予算ですが、篠笛を選ぶ時には、どこで、何を吹くのかが最重要になってくるのです。
一人で楽しむのであれば、唄用篠笛でも祭囃子を吹くこともできるし、曲を選ばなければ古典調律の笛でも阿波踊りのお囃子も吹けます。多少音程の微妙な差が気にならなければ様々なジャンルの曲も吹こうと思えばなんとかなりますが、合奏したり、あるグループに入って吹くならばそれぞれにあった笛を選んだほうがいいでしょう。
教室やサークルに通う場合は、そこで使用されている篠笛を使うようにしましょう。ある程度笛の種類を統一しなければなりません。というのも、同じ6本調子でもメーカーによって多少音の高さが違うし、調律も多少異なるからです。できれば揃えた方がいいでしょう。もっとも同じメーカーの同じ笛でも多少違う場合もありますが、吹き方によって多少高さを調整できるので、それほど神経質になることもないでしょう。
目的がはっきりしているならば、そのグループなりに聞いてから、またはそのジャンルにあった篠笛を買うと良いでしょう。
以下、篠笛の種類と音の高さについて述べておきますが、 篠笛選びに参考にしていただければと思います。 |