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音の出し方と音色

音の出し方は、多くのサイトで紹介されているので、そちらにお任せした方が・・・、下記サイトは非常に分かりやすいと思いますので、一読あれ。

http://homepage2.nifty.com/iwatake/about/embouchure.html

いい音を出そうとすれば、これは練習しかありません。
 (1)まず腹式呼吸をマスターすること。
 (2)地道だが、練習する前に必ずロングトーンをすること。
 (3)名人のいい音をとにかくよく聞くこと。
 (4)時には自分の音を録音して、どこがどのように違うかを確かめること。
などがあげられるでしょうか。

 (2)のロングトーンですが、ここにはいくつかの目的があります。
 まず、同じ強さでぶれない音を安定して出せるようにすること。
 これができるようになれば次ぎに音の高さを一定に保つことができるようにすること。
 ところがこれが案外簡単ではないのです。

音の高さをコントロールする

 篠笛は竹製であり、例えば調律笛(みさと笛)のように調律されているといっても音の高さは微妙にずれていることがあります。というより微妙にずれているのが普通といった方がよいでしょう。解りやすくいえば篠笛は調律されているいわゆる「ドレミ管」にせよ「みさと笛」にしても、洋楽器のようにある基準音をチューニングすれば他の音の高さが合うと考えない方がいいということです。
 また、吹く人によってくせもあります。同じ笛でも人によってメリ気味であったり、カリ気味であったりするものです。ピンで吹くなら音の高さのズレは多少目をつぶることもできるでしょうが、洋楽器にせよ邦楽器にせよ他の楽器と合奏することもあるので、安定的に音階を吹けるように精進すべきだと思います。
 さて、各音階の音の高さを安定して吹くといっても普通の人は音の高さを正確に判別する能力に恵まれていませんから耳だけで判別することはできないでしょう。
 絶対音感の持ち主であれば、それぞれの音の高さを正確に聴き分けることができますが、絶対音感の持ち主はプロの音楽家でも決して多くはありません。概ね、ある音の高さを基準に他の音の高さを判別する能力を持ったいわゆる相対音感のするどい人はそれなりに多いでしょうが・・・。
 すべての音の高さを安定して正しく出すには「チューナー」は手放せません。
 

 私が現在使用している朗童の改良型の唄用篠笛(六本調子=B♭管)に限っていえば

 一の音はややカリ気味に吹く、二は普通に、三・四はカリ気味に、五は普通に、六、七はメリ気味に吹くという工夫をしています。

 このように音階により音の高さは微妙にずれています。自分の吹き方のくせや篠笛のくせを見極めるにはやはりチューナーを使用した方がよいでしょう。チューナーには色々ありますが、「クロマチックチューナー」(左上・写真)と呼ばれるもので、管楽器用がよいでしょう。音を出すと針が振れ、その針が出るべき音の高さを表示してくれます。一音ずつこの針が常に中央に安定するように精進します。

篠笛は原則的にはタンギングを使わない

 一音会の門を叩いて初めて知ったことのひとつが「篠笛はタンギングを使わない」ということでした。フルートなど管楽器では8分 音符や16分音符、またはスタッカートのついた音は「トゥクトゥク」などタンギングを使って吹きますが、篠笛では原則的にタンギングを使わないのだそうです。このため、同じ音階の音が続く連続する場合、次の音を指で打って前の音と区別をします。これを「打ち指」といいます。
 これが伝統的な日本の旋律にあった吹き方で、いわゆるピーヒャララなどは「打ち指」技法の真骨頂。

打ち指は、数字譜の
 1〜4 は右人差し指
 5、6、7 のメリは左中指
 7、0 は左人差し指
で打つのが一般的です。もちろん、曲や運指の関係で違う指を打つケースもあるようですが、慣れないとこれがなかなか難しい。

 練習曲に「かごめ かごめ」「とおりゃんせ」などが面白い。 
ただし、最近では意図的にタンギングを使う吹き方も、曲によっては一般的になりつつあるようです。






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