この現象のことをムーン・イリュージョン(Moon Illusion)といいます。
月や太陽が地平線(水平線)近くにある時に大きく見えるのは、目の錯覚によるものといわれています。ただ、なぜこのような錯覚が起こるのかについて、様々な説がありまだはっきりとした説明はついていません。
月の近くに建物や山などの景色が見えて、それと比較できるときとそうでないときで、大きさの感じ方が違うのではないか、という説。
見る角度に原因があるのではないかとする説もあります。
五円玉の孔ということを聞いたことがあると思いますが、五円玉を持って手を伸ばし、孔から月を見ると、ほぼ大きさが一緒だというから不思議です。しかも昇ったばかりの月の大きさを思えばなお驚きです。太陽の場合も同じように日の出の太陽は大きく見えます。一言でいってしまえば錯覚だそうです。
http://www12.plala.or.jp/m-light/notebook/Moon_Illusion.htm
こちらにさまざまな説と錯覚の仕組みを紹介しているので参照してください。
但し、月の公転軌道は楕円のため、月と地球の距離は変動します。最も近いところで約36.3万キロ、最も遠いところで約40.6万キロになり、近地点と遠地点とで見かけの大きさは約10%程度変動します。
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