「かっぽれ」は、天保の改革に際し、大阪堺の住吉大社で踊られていた願人坊主の住吉踊が禁止され、それに変わる踊りとしてはじめられたといわれています。
江戸に伝わったかっぽれは、お座敷芸、大道芸として踊られていましたが、明治時代となり、爆発的な流行となりました。
その後、歌舞伎の市川団十郎や市川左団次(「初霞空住吉(はつがすみそらもすみよし)−明治19年初演−」)が舞台に取り入れたこともあり、江戸の伝統芸として定着し、今日に至っています。
通称「かっぽれ」は、組踊りです。
最初は、全員で顔見せする踊り(1)伊勢音頭からはじまり、(2)深川 (3)大津絵 (4)奴さんと続き、フィナーレの(5)かっぽれで〆ます。基本的には(1)〜(5)までが、組踊りセットでこれを、かっぽれといいます。
かっぽれ組は、多賀家流・多賀家梅若路先生にご指導をいただいて、練習に励んでいます。
舞踊の入門として、忘年会などの隠し芸として、和風エアロビクス、ストレッチとしても最適。
さあさ、皆の衆、カッポレ、カッポレ、ヨーイトナ。
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